ペットボトルロケット

超小型人工衛星 Stars-AO

ペットボトルロケット

Stars-AOデータ利用WGから

 Stars-AOは1U(約10センチ立方)の衛星なので搭載カメラも小型ですが、搭載カメラのうちサブのほうはさらに小サイズです。このサイズの小ささをフル活用すべく、サブカメラを使った実験教材を開発しています。ペットボトルロケットにサブカメラを搭載し、空中から地上の景色を撮影しようという試みです。

 

 使用する発射台は全長2メートルを越え、発射時のロケットの方角制御のためカーテンレール方式による打上げスタイルを採用しています。下の写真では、1.5リットルのペットボトル2つを接合したロケットをレール上にスライドさせ、発射台のメンテナンスを行っているところですが、少々のことではびくともしなのではないか、その佇まいには抜群の安定感を感じさせます。

 

 

 ロケットのノーズコーン部に余剰スペースを備えたので、このスペースをサブカメラを搭載できるようにアレンジしようと思っています。そのためのアタッチメント、制御用マイコン、減速機構など、目的次第でいろんな加工が可能でしょう。「人工衛星搭載用カメラをペットボトルで打ち上げてリモートセンシングする」、こういう芸当が可能になったのは昨今のキューブサット開発の賜物ではないでしょうか。