FM機組み立て・部材準備編その3!~二重絶縁・3インヒビット確認編~

超小型人工衛星 Stars-AO

FM機組み立て・部材準備編その3!~二重絶縁・3インヒビット確認編~

JAXAの立ち合いによる二重絶縁がされてることの目視確認と3インヒビットなどの衛星放出後の動作が仕様通りであるか?の検査が行われます。
※例えば、前回に解説したニクロム線によるアンテナ展開機構が誤動作しないか?などとなります。

そのため、絶対に動かないことは許されません。そこで、きちんと動作するのか?組み立て前に再度試験を行いました。

3インヒビットなど、何とか動いているようです。

続いて、バッテリーに二重絶縁を施します。一見、+側の線に被膜があり、‐側の線にも被膜があるので、二重ではないのか?という気もしますが、二重絶縁のポイントは、複数の「素材」で保護されているか?です。
本件の場合、テフロン被膜と熱収縮チューブ被膜による二重絶縁となります。ほかにもカプトンテープなどでもOKです。
要するに、一種類の被膜だけど、何らかの理由で被膜の絶縁破壊が起きた場合(熱とか紫外線とか)、同じようにもう一方にも起きる可能性があるため、「二種類」となります。